リフォーム時のクロス選びについて
トーヤハウス工務部の池田です。
リフォーム工事時のクロス(壁紙)工事について御話しさせて頂きたいと思います。
近年リフォーム工事の需要が大幅に拡大してきておりまして、当社も有難い事に工事御依頼を頂く機会が増えております。
リフォーム工事の工事内容の中に必ずと言って含まれます「クロス工事」なのですが工事内容により注意する必要がある場合が御座います。
◆パターン①全面改装の場合◆
「全面改装」の場合構造材(骨組み)以外をほぼ全て撤去して、新たに下地を作成しクロス工事を行う事となります。
上記で記載した通り壁/天井下地が新設となりますので新築と同様に得に制限が出る事はありません。
※地域・建物の使用用途によっては制限がかかる場合はあります。
◆パターン②通常リフォームの場合
間取り等の変更が無く壁・天井下地はそのままでクロスのみ貼替を行う場合
上記の様に既存のクロスを撤去後クロスを施工をを行う為下地の状態に左右される場合があります。
①既存のクロスを完全に撤去する事が不可能な為クロスの薄紙及び接着剤等が残る
②築年数により各所に色々な影響が出ており下地に影響が出ているケースがある。
等々の影響により新設の下地と同じ様な施工が難しい場合が御座います。
私の場合は上記を踏まえてクロス貼替の場合下記の様な内容をアドバイスさせて頂いております。
①なるべく厚手のクロスを選んで頂く(メーカーのリフォーム推奨品等)
薄手のクロスの場合どうしても下地を拾ってしましますが、厚手のクロスの場合ある程度の下地の不陸なら吸収してくれます。
②無地の物ではなく柄が入った物を選んで頂く。
無地の場合どうしても下地の不陸が目立ってしまいますが織物調や塗り物調のクロスであればある程度の下地の不陸は目立たなくなるかと思います。
③薄手のクロスを貼りたい面のみ下地をやりかえる
こちらは少し大変(金額面も)になりますが薄手のクロスを貼りたい面のみ既存の「下地を取り換える」か「全体的に下地処理を行う」で綺麗な施工を行う事が出来ます。
上記の様にクロス貼替作業の場合色々制限がある事がありますが、せっかくのリフォームですので担当者の方としっかり打合せして頂いて色や柄だけでは無く他の仕様にも目を向けてクロスを選んで頂けると良いかと思います。
以上工務部池田でした。